岡本誠司さんのコンサート

 5月24日に紀尾井ホールで岡本誠司さんのヴァイオリンリサイタルを聴いてきた。ピアノ伴奏は田村響さんである。演奏曲目はJ.Sバッハ作曲無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調、C.P.Eバッハ作曲ヴァイオリンソナタヘ長調、メンデルスゾーン作曲ヴァイオリンソナタヘ長調(1839年改訂稿、第一楽章断片補筆版)、シューマン作曲ヴァイオリンソナタ第1番イ短調、グリーグ作曲ヴァイオリンソナタ第1番ヘ長調であった。
 岡本さんの演奏は音コンの第3予選で聴いたことがありその時は本選に進めなかったが、小生としては推していたのを覚えている。「ライプツィヒの風」というテーマで選曲したとのことで5月の爽やかな気候にもマッチして楽しめるコンサートであった。ピアノ伴奏の田村さんも言うまでもなく秀逸であった。

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平成28年度桐朋学園大学音楽学部大学卒業演奏会

 4月29日に紀尾井ホールで平成28年度桐朋学園大学音楽学部大学卒業演奏会を聴いてきた。出演者は演奏順に、細田眞裕(マリンバ)さん、渡邊聖華(トランペット)さん、市毛あかね(声楽)さん、城所素雅(ヴァイオリン)さん、山西遼(ピアノ)さん、緒方里珠(フルート)さん、西原瑠一(ピアノ)、宮川莉奈(ヴァイオリン)さん、新宮有香子(声楽)さん、川村美樹(オーボエ)、さん、原嶋唯(ピアノ)さん、岡本梨紗子(チェロ)さん、田原綾子(ヴィオラ)さん、五十嵐薫子(ピアノ)さん、土岐祐奈(ヴァイオリン)さんの15名であった。
 皆さん素晴らしい演奏であったが、特に印象に残ったのは、最後の5人の皆さんである。その中でも五十嵐さんのピアノは音が違って聞こえた。また、土岐さんも演奏もさることながら楽器も相当なものと感じた。このお二人だけはカーテンコールがあったがうなずけるものである。原嶋さんはご自分の卒業演奏もさることながら田原さんの伴奏でも素晴らしい共演で今回一番楽しめた。外には、城所さんも同期の方との共演というべき演奏で少しエロスも感じさせるもので楽しめた。また、山西さんのラ・ヴァルス、川村さんのオーボエも印象に残った。新宮さんも美声が効果的に響いていたと思う。

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平成28年度桐朋学園音楽部門高校卒業演奏会

 4月15日に紀尾井ホールで平成28年度桐朋学園音楽部門高校卒業演奏会を聴いてきた。例年は土曜日か日曜日に開催されて10数人が出演するのだが、今年は平日の夜開催ということで9人であった。卒業演奏会への出演がどの程度のステイタスなのかはわからないが、日程の関係で数人が出演できないということだとなんとなく不憫に思う。
 今年の出演者は演奏順に、松田彩香さん(ピアノ)、今井梨緒さん(ピアノ)、久留早百合さん(ヴァイオリン)、古澤香理さん(ヴァイオリン)、吉岡怜奈さん(ヴァイオリン)、和泉茉莉さん(ピアノ)、菊野凛太郎さん(ヴァイオリン)、荒井玲奈さん(ピアノ)、吉田南さん(ヴァイオリン)であった。
 このなかでは、吉田さんは音コン1位のときのシベリウスを聴いていて大変良い印象であったが、今回のショーソンも素晴らしい。唯一男性の菊野さんのサン=サーンスもなかなかかっこよかったし、古澤さんのバッハ無伴奏も良く楽器を鳴らしていたと思う。また、久留さんの高速カルメン幻想曲もかなり受けていた。トップバッターの松田さんのベルクのソナタという選曲も光っていて楽しめた。

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桑原志織さんのコンサート

 3月15日に紀尾井ホールで桑原志織さんのピアノリサイタルを聴いてきた。演奏曲目は、シューベルト:ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調、ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3つの楽章、ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」であった。
 桑原さんの演奏は音コンの本選会で聴いて言いて良い印象が残っている。今回は、本人の弁のとおり大曲を3つ並べる形となったが、それぞれに楽しませていただいた。

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NHK交響楽団のコンサート

 1月18日にNHKホールでパーヴォ・ヤルヴィさん指揮NHK交響楽団のコンサートを聴いてきた。演奏曲目はシベリウス作曲のヴァイオリン協奏曲ニ短調、ショスタコーヴィチ作曲の交響曲第10番ホ短調であった。ヴァイオリン独奏は諏訪内晶子さんである。
 最初の諏訪内さん弾くシベリウスの独奏は、最近、若手の方も手本としているのではないかと感じているのだが、いつもながらに十分に楽しませていただいた。アンコールはバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番アンダンテであった。
 休憩の後のショスタコーヴィチは、曲としては小生的には少し疲れるタイプの曲で演奏時間も少し長い。しかし、パーヴォ・ヤルヴィさんの指揮は冴えわたり最後は最高調に達してブラボーとなった。

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小川恭子さんのコンサート

 12月6日に紀尾井ホールで小川恭子さんのヴァイオリンリサイタルを聴いてきた。演奏曲目は、ブラームス作曲ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調、J.S.バッハ作曲シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004より)、ラヴェル作曲ツィガーヌ、プロコフィエフ作曲5つのメロディーOp.35bis、R.シュトラウス作曲ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調であった。
 小川さんの演奏を聴くのは高校の卒演、音コン、大学の卒演に続いて4回目となる。特に今回は「期待される若手アーティストの一人」として紀尾井ホールの関係財団から選ばれての出演ということで素晴らしいと思う。
今日の演奏は前半少し緊張したのか堅い感じの印象を受けたが、後半のプロコなどは大変楽しめた。これからも聴く機会のある方だと思うので、小生としても応援していきたい。ピアノ伴奏の江口玲さんもいつもながら秀逸であった。

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16回目探鳥会(11月13日)

 11月13日に日本野鳥の会東京の主催する多磨霊園探鳥会に参加してきた。行くときにバスの中に双眼鏡を入れたウエストバッグを忘れてしまい少し慌ててしまった。途中でバス会社に連絡して同じバスが通過する停留所で捕まえてなんとか取り戻した。
 こちらの探鳥会は今回初めての参加なので、初心者グル―プに入らせていただいた。鳥合せでは24種類の野鳥が報告されたが、小生が実際に観察できたのは、オオタカ、シメ、ジョウビタキ、アオジ、ツグミ、モズ、コゲラ、ヒヨドリ、ムクドリ、キジバト、メジロ、シジュウカラ、スズメ、オナガ、ハシブトカラスの15種類であった。また、野生化したワカケホウセイインコも見られた。小生が双眼鏡を回収中にアトリも見られたらしいのだが残念である。

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第85回日本音楽コンクール本選会ピアノ部門

10月30日に東京オペラシティコンサートホールで開催された第85回日本音楽コンクール本選会ピアノ部門を聴いてきた。管弦楽は渡邊一正さん指揮東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団である。あらかじめ指定された32曲のピアノ協奏曲の中から選曲して演奏し第3予選の点数の6割を加算して合計得点で順位を決めるもの。
結果はつぎのとおり。
1位 樋口一朗(20)桐朋学園大2年
 最後に登場してラフマニノフの3番を弾いた。誰もが納得する会心の演奏で思わず聴き入ってしまった。聴衆賞は彼に投票した。
2位 千葉遥一郎(19)東京芸大1年
 天才肌の雰囲気のあるフロコ2番を聴かせてもらったと思う。聴衆賞。小生も彼に投票するつもりであったが次を聴いて思いとどまってしまった。
3位 渡辺智道(24)東京芸大卒
 2番目に登場してブラームスの1番を弾いた。スケール感のあるフラームスであったと思う
入選 守永由香(19)桐朋学園大2年
 トップバッターでシューマンを弾いたが、これは上位へいけるかなと思って聴いていた。
 守永さんの演奏は高校の卒業演奏会で聴いている。そのときはそれほど強い印象はなかったようであるが、久しぶりに演奏を聴くことが出来て心の中では応援していた。今回の入賞は素晴らしいと思う。

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第85回日本音楽コンクール本選会バイオリン部門

10月29日に東京オペラシティコンサートホールで開催された第85回日本音楽コンクール本選会バイオリン部門を聴いてきた。管弦楽は田中祐子さん指揮日本フィルハーモニー交響楽団である。あらかじめ指定された10曲のバイオリン協奏曲の中から選曲して演奏し第3予選の点数の6割を加算して合計得点で順位を決めるもの。
結果はつぎのとおり。
1位 戸澤采紀(15)東京芸大付高1年
 3番目に登場した。シベリウスを弾いたが、プロ並みの演奏でこの時点で1位を確信できるものであったと思う。
2位 森山まひる(16)桐朋女子高1年
 最後にプロコ1番を弾いたが、前3人の演奏がかすむほど大変楽しめる演奏であったと思う。聴衆賞。小生も彼女に投票した。
3位 福田ひろみ(23)東京音大大学院
 トップバッターでメンコンをスタンダードな感じに弾いたのだが、上手なと思って聴いていた。
4位 福田俊一郎(22)東京音大4年
 彼のチャイコンは最初のうちはかなり良いと思っていたのだが、だんだんと中だるみのようなものを感じてしまった。
 1位と2位の差はほとんどないと感じていて、多分、第3予選の点が影響したのではないかと思う。このところ予選を聴く機会がないのは残念ではあるが。

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守岡未央さんのコンサート

 9月21日に紀尾井ホールで守岡未央さんのトランペットリサイタルを聴いてきた。ピアノ伴奏は林浩子さんである。
 演奏曲目と小楽器は、アルビノーニ:トランペット協奏曲 ハ長調(C管トランペット)、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(フリューゲルホルン)、ピルス:トランペットとピアノのためのソナタ(B♭管トランペット)、バッハ:G線上のアリア(ピッコロトランベト)、ヘーネ:スラヴ幻想曲(B♭管トランペット)、立原 勇:舞-無伴奏トランペットソロのための-(B♭管トランペット)、フンメル:トランペット協奏曲 変ホ長調(E♭管トランペット)であった。
 トランペットの種類の解説なども交えての演奏は楽しいものであったが、G線上のアリアの冒頭を本当に息継ぎなしで吹けるのかと思っていたところ、見事に吹き切ったのは素晴らしかった。後で、さすがにあれはきつかったですとのコメントにもかなり笑えたが、自信の程もうかがえた。伴奏の林さんも秀逸であった。

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