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2012年7月

8年目の発表会

 7月28日に銀座ヤマハホールで開催された大人の発表会に参加してきた。小生の出演はグループ演奏がベートーベン作曲「ロマンス第2番ヘ長調」、ストリングスアンサンブル演奏がドボルザーク作曲「弦楽セレナーデ第2楽章」の2回である。
 まずは、グループ演奏であるが、えー、これは不可抗力による失敗ということになる。めったに無いと思うのでちょっと紹介すると、先週の音合わせのときにテンポを大幅に増速したのだが、どうやらそれがピアノ伴奏の先生にしっかり伝わっていなかったらしく、超スローテンポのままで伴奏を始めてしまい、しかも伴奏そのものもメタメタ状態だったのである。小生は増速後のテンポで必死に練習してやっとの思いで弾ける状態にしていたので、前奏のないこの曲の最初の長い第1音から狂わされて、まったく対応できない状態になってしまった。途中で止めようかとも思ったのだが、大人気ないので最後まで適当に弾いているふりをして付き合ったということである。まあ、これはお粗末と言わざるを得ない。ただし、小生としても、どういう事故が起きてもステージ上でもう少し堂々と振舞うことが出来なければならないなと考えたことは貴重な経験になったと思う。
 さて、ストリングスアンサンブルであるが、こちらはエキストラの先生の効果が絶大で、第一バイオリンの美しい音が良く聞こえてきて大変心地よく小生の担当する第二バイオリンの低音パートを演奏することが出来た。後の打上げ会では厳しい自己評価をしている方もいたが、アンサンブルを楽しむという目的の達成には十分な演奏になっていたと思う。

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55回目ストリングスアンサンブル(7月22日)

 こちらも発表会前の最後の練習となった。まずは通して弾いてみるが先生の顔が引きつっているのが良く分かる。先生は「本番でもこのくらい弾ければよいです」と言っていたが、どう考えても最後までいけたことぐらいしか評価できないように思えた。当日は他のバイオリンの先生がエキストラとして入ってくれるので、まあ、とりあえず自信をつけさせようと言うことであろうか。特に転調部分はかなり寒いので直すとすぐに良くなった。先生は「当日はもう少し速くします」というようなことをぽろっと言っていっていたが本当であろうか。小生はパソコンに第一バイオリンと第二バイオリンの楽譜を打込んでテンポを指定して練習しているのでテンポについては結構正確なのだが、うーん、最後のほうはなんだか大分速くなってきている気がした。

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265回目レッスン(7月21日)&音合わせ

 とうとう発表会前の最後のレッスンになってしまった。今週は昨日まで3日間仕事で家を空けていたのでベートーベンの練習がまったく出来なかった。1人で弾いている分には基本的に弾ける状態なのだが、グループで合わせると何故か弾けなくなるのはやはり練習が足りないということであろう。先生としてはとりあえず言っておくべきことは言うということであろうか、細かい点は指摘せずにこの曲を弾くために必要な表現上の微妙なニュアンスについて解説してくれた。
 翌日、ピアノ伴奏の方との音合わせが行われた。ここでなんといきなりテンポを本来の楽譜の指定である50拍程度に戻しますとの指示が先生から出て、これにはさすがに参った。今週も2日間家を空けなければならないのに・・・。昨年の発表会と同じ状況が頭に浮かんだ。実はこれまでやってきた38拍だとピアノ伴奏の方でもゆっくり過ぎてもたついてしまうほどで、確かに今思えば先生もレッスン中にかなり苦労して伴奏していただいている状態だったのであった。音合わせをしてみて、さすがに曲としては成立しないとの判断ではないだろうか、小生としては少なくとも45拍程度にして欲しかったところではあるが・・・。

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264回目レッスン(7月14日)

 カイザーは今回から5番である。あまり記憶の無い曲だと思っていたが、譜面に書き込みがあるので前に弾いたことがあるのは間違いない。弾き出すと思い出すメロディーであった。前半部分を弾いて例のとおり臨時記号の部分を直されるのだが、小生の場合は今更そんなことを直されていてもまずいのである。ベートーベンもそろそろお尻に火が付いてきている。指定の38拍ではまあ弾ける状態なのであるが、何故かグループで合わせるともたついてしまうので、先生の顔色はあまり良くない。先生としても色々な細かい細工をしたいのであろうが、まだその段階に無いという感じである。次回までには仕上げなければならないのだが・・・。

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第22回新日鉄音楽賞授賞式

7月9日に紀尾井ホールで第22回新日鉄音楽賞授賞式及び受賞記念コンサートを聴いてきた。受賞者は特別賞がピアニストの室井摩耶子さん、フレッシュアーティスト賞がピアニストの萩原麻未さんで、賞状・トロフィーと副賞賞金が授与された。また、選考委員を代表して音楽ジャーナリストの富永壮彦さんから選考経緯や受賞理由などが紹介された。賞金額はかなりのもので本賞のレベルの高さにもつながっていると思われる。実際に過去の受賞者もその後活躍されている方ばかりである。
 受賞記念コンサートでは、まず室井さんによるモーツァルト作曲のアダージョロ短調KV540の演奏と富永さんとのトークがあった。室井さんは90歳を超えるご高齢である。別に年齢を意識したわけでもないのだが、なんとなく枯れた雰囲気がなんとも深く漂う魅力的な演奏であると感じた。またトークでは作曲家の語法を理解することが大切とのことであった。続いて萩原さんにより、ドビュッシー作曲の前奏曲集第1巻から「音と香りは夕べの大気の中に漂う」「アナカプリの丘」「雪の上の足跡」「西風の見たもの」「亜麻色の髪の乙女」「ミンストレル」、メシアン作曲の4つのリズムのエチュードより「火の島Ⅰ」、ショパン作曲のピアノ・ソナタ第3番ロ短調が演奏された。ドビュッシーは小生の大好きな作曲家であるが各曲が連続して流れるように感じて聴き入ってしまった。

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54回目ストリングスアンサンブル(7月8日)

 今月は発表会までに2回のアンサンブルレッスンがある。ということかどうかは分からないが、急にテンポアップの指示が出て、ほぼこれまでの5割増ぐらいの4分音符125のテンポ指定となった。といってもそもそもこのくらいのテンポの曲なのでやっとドヴォルザークらしくなってきた。あまり速くすると第一バイオリンが着いていけなくなるので今回はみなさん大分苦労していた。第二バイオリンの小生も何箇所か急に速くなって戸惑ったが、まあ、次回までには何とかなる。第二バイオリンは4人で上下パートに分かれているため一人一人の責任がかなり重い。小生のパートは実はチェロとユニゾンになっている部分がかなり多くあることを発見してちょっと安心しているのだが・・・。

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263回目レッスン(7月7日)

 カイザー4番はとりあえず終わりになった。この曲は長い割りにはあまり面白くなく、少しだれている感じがあったので、先生の方もなんだか早く終えたいモードに入っているような気がした。テンポアップがまだまだという状態であるが先に進んでもそこは同じことなので5番で更に挑戦ということか。ベートーベンは今回はっきりテンポを決めた。1番速い3連符の連続部分に合わせて4分音符38拍になった。最初の部分はかなり遅く感じるがその分たっぷり弾けることになる。とにかくパソコンの伴奏を相手に特訓開始と言うところか・・・。

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262回目レッスン(6月30日)

 カイザー4番はテンポを上げて弾くがいまいちと言う感じ。このところ集中力が持続しなくなってきている。こういうものはある程度の期間にさっと切り上げないとマンネリ化してしまう。ベートーベンもテンポが結構問題ではないかと思う。譜面では四分音譜52拍となっているが、3連音譜の連続するところではかなり早くなってちょっとつらいので各自がそれぞれのテンポで自宅練習してきてレッスン時にあわせる状況である。自分のテンポとずれてくるとベートーベン特有の半音階の音程が甘くなってしまう。ゆっくりの部分と早い部分の差が大きいのでまだしばらくは大変である。

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N響 MUSIC TOMORROW 2012

6月29日に東京オペラシティコンサートホールでジェームズ・マクミラン指揮:NHK交響楽団のコンサートを聴いてきた。演奏曲目は法倉雅紀作曲の 莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣~オーケストラの為の(2012)N響委嘱作品・世界初演、尾高惇忠作曲の交響曲~時の彼方へ~(2011) 第60回「尾高賞」受賞作品、マグヌス・リンドベルイ作曲のパラダ(2001)日本初演、ジェームズ・マクミラン作曲のヴァイオリン協奏曲(2009)日本初演であった。
 現代音楽は曲によっては凄いものもあるが、今回では法倉は小生にはきつかったが他はかなり楽しめる曲で小生好みである。元N響のメンバーのエッセイに、譜読みをしていて「こんなヘンな曲、もう2度とやらないかもしれないのに、やれやれ・・・。」という一節があるが、演奏家にとっても結構苦労するようである。とはいえ、聴く側は一旦曲の中に飛び込んでしまえば曲と演奏家に操られる感覚が大変楽しい。マクミランのソリストは諏訪内晶子さんであったが、繊細かつ緻密な演奏に安心して委ねることができた。

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