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第80回日本音楽コンクールバイオリン部門本選会

10月23日に、東京オペラシティ大ホールで音コンバイオリン部門の本選会を聴いてきた。課題はあらかじめ指定された11のバイオリン協奏曲の中から選曲して弾くと言うもので、管弦楽は渡邊一正さん指揮の日本フィルハーモニー交響楽団であった。結果と感想を紹介する。
第1位 藤江扶紀さん(20)=東京芸大3年=
 彼女は、1年上の長尾さんと同様に音コンを通じて注目してきたので、優勝は自分の娘のことのように嬉しい。今回のメンバーの中では明らかに格上の演奏で、よく研究されたチャイコフスキーの解釈は自然かつ新鮮で、細かなミスはかなりあったがまったく気にならずに超高速の演奏に聴き入ってしまった。次は世界ですね。
第2位 篠原悠那さん(18)=桐朋女子高3年
 小生的にはかなり個性的なブラームスであったと思う。彼女については予選から通して聴いてみて、個性なのか先生の指示どおりに弾いているだけなのかがなんとも判然としない、そんな印象が残った。聴衆賞をとっているので会場の支持はあったわけであるが。
第3位 城戸かれんさん(17)=東京芸大付高2年
 彼女は、明らかに選曲ミスであったと思われる。高校生にはベートーベンは無理ではなかろうか。部分的にさすがと思わせるフレーズも聴こえてきていたが、一曲になっていないし、楽器もあまり鳴っていなかったと思う。しばらくしてから是非再挑戦して欲しい。
入選 寺内詩織さん(21)=桐朋学園大4年
 彼女もベートーベンであるが、さすがに大学四年生なので選曲ミスとはいえない。丁寧なしっかりとした音程で安心して聴いていられたが、残念ながら、弾き終わるとどこが良かったのかが分からない演奏になってしまっていた。
入選 宮川奈々さん(20)=桐朋学園大2年
 彼女のチャイコフスキーは、極めてノーマルな、まずはこういう演奏を一度はしっかりやっておかなければならない、そういうお手本のような感じの演奏であったと思う。終盤の高速部分も聴く側にはとても心地よく秀逸であった。

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