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2008NHK音楽祭(第3夜)

 11月12日、NHKホールでマリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団のコンサートを聴いてきた。演奏曲目は、ブラームス作曲ヴァイオリン協奏曲ニ長調、交響曲第3番ヘ長調、R.シュトラウス作曲交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」であった。
 まずは前半のヴァイオリンコンチェルト、ソリストはジュリアン・ラクリンさんである。どちらかというと乾いた感じの音でキリリとした印象の演奏。小生の好みとする部類に入る。オケを完全に自分側に引き寄せてしまい、まるでソリストが弾き振りをしているかのようで圧倒された。この秋5回目のブラームスであったが、いかにプロのソリストの演奏が凄いかということをまざまざと感じさせられた。アンコールのバッハ、今度は柔らかく乾いた印象、たった2曲で、完結したラクリンさんの世界観を堪能させていただいた。
 後半最初の交響曲。この曲はあっさりした終わり方をするので小生好みである。ほとんど恥知らずなほど最後に盛り上がっていく一般的な交響曲なら大抵のオケでもブラボーとなるが、ブラームスはそうはいかない。しかし、さすがにヨーロッパのロイヤルの名を冠する名門オケは素晴らしい。今回は特に管楽器の良さが光ったとは思うが表情豊かな演奏に酔いしれた。最後、リヒャルト・シュトラウス。およそこれだけ変な曲もないのではないかと思うが、交響詩というジャンルは聴く側としては本当に楽しい。様々な“愉快ないたずら”を楽しんでいるうちに曲が終わってしまい、口直しということか、アンコールはお馴染みの2曲ブラームスとヨハン・シュトラウスで締めくくった。前半も後半も、アンコールまで含めた完璧な構成の密度の高いコンサートであったと思う。

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