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諏訪内晶子さんのコンサート

 4月10日にサントリーホールで諏訪内晶子さんのヴァイオリン・リサイタルを聴いてきた。ピアノ伴奏はニコラ・アンゲリッシュさんである。演奏曲目はモーツァルト作曲のヴァイオリン・ソナタ変ロ長調KV454、ドビュッシー作曲ヴァイオリン・ソナタ、ブラームス作曲ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調及び第3番ニ短調であった。
 不思議なことに、諏訪内さんのリサイタルを聴くのは今回が初めてであった。調べてみると都内でのリサイタルはあまり開催されていない様である。どんな感じのコンサートになるのか楽しみであったが「堪能」と少しの名残惜しさを感じさせてくれる、心憎いほど良く出来たコンサートであった。
 まずはモーツァルト。なんという優雅さであろうか。これまでこの曲の第1楽章は元気ハツラツという感じだと思っていたが、とてもやわらかな感じでかつ揺らす様な演奏。諏訪内流モーツァルトのこの感覚は癖になりそうである。ドビュッシー。小生のお気に入りの曲であるが、こちらも諏訪内流で、「優雅」という言葉が受け継がれている。これまで知っていたものとは別次元の演奏に、うーん、こんなにいい曲だったのかと改めて認識させていただいた。
 休憩後はブラームスの2番・3番を並べる。素晴らしい選曲である。2番では前半の「優雅」が徐々に熱を帯びてくる感じ。はっとさせられる豊かな曲の表情に乗せられて自然に体が揺れてしまうような感覚になったのは小生だけではなかった様である。最後の3番。うーん、諏訪内さんはこんなにストレートに情熱を表現する演奏をするのか、と一瞬思ったが、そうではなく1曲目から自然な形で聴き手の気持ちが高揚させられてきたのではないかと考えた。会場全体が正に彼女の演奏に没頭していたが、押し付けられていないことの心地よさを感じた。最終楽章で最高潮に達して最後は静かに締めくくる。少し間があって拍手が湧きあがりブラボーが出ていた。アンコールはブラームスとプロコフィエフの2曲。また、ピアノ伴奏のニコラ・アンゲリッシュさんも秀逸であった。
 今日の聴衆の皆さんもまた大人で、演奏の余韻をかき消すような行為はなかった。たった1名を除けば・・・。終演後になんとサイン会が開催された。小生ももちろん最新のCDを買って恐ろしいほどの長蛇の列に並んだが、初めて間近で見た諏訪内さんはやっぱり信じられないほどの美人であった。小生の前に並んでいた方は知人らしく驚くほどきさくに話をされていて、小生にも「ありがとうございます」と声をかけてくれた、・・・嬉しい。なはは。
 

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