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ヒラリー・ハーンさんのコンサート

 6月7日にトッパンホールでヒラリー・ハーン(ピアノ伴奏イム・ヒョスン)さんのバイオリンリサイタルを聴いてきた。演奏曲目は、イザイ作曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調、エネスク作曲のヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調「ルーマニアの民俗風で」、ルシテイン作曲のパガニーニアーナ、モーツァルト作曲のヴァイオリン・ソナタ ト長調 K301、ベートーヴェン作曲のヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調の5曲であった。
 まずは、ちょっと全体の構成がなあという気がした。普通に見れば順当な曲順であるが実際に聴いてみるとちょっと物足りない感じがする。前半と後半を入れ替えて最後にイザイをもってきたほうが良かったのではないかと感じた。イザイを最後の曲にするのは本来おかしいかも知れないのだか・・・。
 演奏の方であるが、1曲目は好きな曲であるが彼女の演奏に惹きこまれそうでちょっと残してしまった。途中でバイオリンを構えなおすときに異音がしたりして、去年の公演の経験から、えっまた顎あてが壊れたの、と気がそれてしまった。これは最後まで残念である。2曲目では曲自体は好きになれない感じであったが、随所に唸らせるものがあった。途中で彼女が咳き込んでいったん舞台袖にもどったあと再開したのだが、お茶目な感じで舞台を走って登場した。聴衆の笑いを誘い曲想も軽妙な感じなので違和感は無かったが、小生の通うバイオリン教室の先生は「舞台上で走らないこと」と言っていたので本当はちょっとまずかったのかも知れない。
休憩後のルシテインはパガニーニの有名なメロディーを集約した感じで導入としては最高であった。次のモーツァルトでは彼女の演奏の持つ力強い部分がピアノを程よく抑えて曲全体を引き締めていたように思う。最後のベートーヴェンは悪くないのだが、ヒラリー・ハーンのバイオリンを聴きに来た聴衆には選曲として物足りないような気がする。クロイツェルソナタでもやってくれれば良かったかも知れないのだが・・・。
それから演奏後の拍手が異様に早い人が1人いてちょっと退いてしまった。前回4月の時のトッパンホールの聴衆が極めて大人だったのでこれもまた気になった・・・。

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コメント

こんばんは!ヒラリー・ハーンのコンサート羨ましいです。このところ有名なプレイヤーが来日されているようですね。何回も足を運ばれているといろんなことを比較されてしまうのでしょうね。耳が肥えてくると音色などの点でいいイメージができて表現力が豊かになりそうですね。一番大切な事だと感じています。次はムターですね。

投稿: Makiko | 2006/06/09 00:30

これはMakikoさん、どうも。

そうですね、基本的に演奏家の個性の違いを楽しむという感じですが、最後には自分の好みかという視点はでてきます。それが「いいイメージができて」ということにつながるかも知れません。

投稿: shinosan | 2006/06/09 09:41

shinosanさん、こんにちは。
トラバとコメントありがとうございました。

>演奏後の拍手が異様に早い人が1人いてちょっと退いてしまった

私が行ったところも、そういう人がいました。
私は、余韻にひたってから拍手したいなぁと思いますが・・・。

投稿: sata | 2006/06/19 21:25

>sataさん

大人ですね。

投稿: shinosan | 2006/06/19 22:59

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» Hilary Hahn 『Violin Recital 2006』 [. . . Favorite]
ヒラリー・ハーン (ヴァイオリン) イム・ショスン (ピアノ) 日:2006.6.11 開場:14:15 開演:15:00 場所:しらかわホール Program 1.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 Op.27-1 2.エネスク:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調 Op.25 「ルーマニア民族風」 3.ミルシテイン:パガニーニアーナ 4.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調 K.301 5.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-... [続きを読む]

受信: 2006/06/18 20:05

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