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2006年6月

54回目レッスン(6月17日)

まずは、7月の発表会の曲「カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲」から入った。ラスト1か月なのでそろそろ仕上げていかなければならない。基本的には、音を切らないこと、強弱とクレシェンド・デクレシェンドを譜面どおりにということであるが、先生は、「この曲は子供には全然良さが分からない、大人だからこそ理解できる間がとても大切なので表現力が極めて重要になります」とのこと。弓の動きを結構大胆に変化させていく必要がありこれは難しいぞ・・・。
今回も曲中心のレッスンで、次に去年の発表会で弾いたヘンデルの「ラルゴ」をやった。7月の発表会で、出演者全員で弾くことになったらしい。大分錆付いていたが、まあ、これはすぐになんとかなりそうである。続いて先週の「虹のかなたに」を復習して、最後にJ.S.バッハ作曲のガボットを半分ほどやって終えた。
 帰りに、来週のバイオリン展示会の時の楽器診断を予約しようとしたら、なんと、満員となっていた。これは大失敗である。専門技師が本体と弓の変形の有無、駒と魂柱の状態などをチェックしてくれるのであるが、まあ別に気になるところも無いので年末の展示会までこのまま使用することにする。他の皆さんは楽器の調整はどうしているのであろうか・・・。

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アンネ=ゾフィー・ムターさんのリサイタル

 6月16日に、アンネ=ゾフィー・ムターさんのバイオリンリサイタル(ピアノ伴奏ランバート・オルキス)をサントリーホールで聴いてきた。演奏曲目はオールモーツァルトで、ヴァイオリンソナタ第32番ヘ長調、第41番変ホ長調、第35番ト長調、第28番ホ短調、第40番変ロ長調の5曲であった。
 とにかく全てがさすがに女王という印象であった。一流アーティストの構成(曲目と曲順)はそれ自体が芸術といわれるが、まさにそのような気がした。モーツァルトだけのプログラムでその演奏をもって本当に聴衆を納得・満足させられるようなリサイタルのできる演奏家はおそらく他にはいないのではないか・・・。
 まずは32番、耳に極めて優しい典型的なモーツァルトであるが、ゾクゾクっとするほど快感的な演奏でまずは虜にされた。41番は全体的には退いた曲なので心地良く浸る感じであるがこれは次の曲を盛り上げる伏線と見た。前半最後の35番はモーツァルトの中でも特にかっこいいグッとくる曲で最高潮に達して最後の方はフッと終える。小生の好みのパターンであるが休憩の前として正に最適。途中にある結構長いピッチカートでも聴衆をうっとりと魅了させてしまうのだから凄い。休憩後の28番はスロースタートの聴衆でも追いつけるような曲で、ピアノ伴奏にも機会を与える感じ。最後の40番、モーツァルトで締めくくるのは結構大変だと思うのだがまったく自然にブラボーと叫びたくなるような気持ちになってしまった。ああーもう終わってしまったのかと思いながらおもいっきり拍手をしてしまっている自分に気付いて驚いた。
 舞台には大きな見事な生け花が飾られ、また普段は管楽器奏者が並ぶせりが上がっていて、演奏者を囲むような感じになっていた。生け花と演奏者にスポットライトが当たっていたが、うるさくならない範囲で華やかな心憎い舞台演出であった。本人はCDジャケと同じ人魚のような衣装で登場したが、それだけで、ああ本当にムターさんが目の前に居るんだ、というような感動を覚えてしまった。
 とにかくバイオリンだけでこれほど魅了されるコンサートは滅多にないのではないか。またあらゆる音楽のジャンルを超えたレベルにある演奏(とにかく聴いてみればクラシックに興味のなかった人でも好きになってしまうようなそんなレベル)だと感じた。
 帰りにご主人との競演の最新のCDを買って帰ったが、これで小生のムターコレクションは数ヶ月ぶりにコンプリートとなった・・・。

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小森邦彦さんのコンサート

6月13日にトッパンホールでマリンバ奏者の小森邦彦さんのコンサートを聴いてきた。昼休みの時間に時々このホールで開催されるランチタイムコンサートである。演奏曲目は、J.S.バッハ作曲のコラール「キリストは死の縄目につながれたり」、ギャレス・ファー作曲のタンガロア-日本初演-、細川俊夫作曲のマリンバ独奏のための「想起」の3曲であった。
ご自身をピアニストやバイオリニストと同じように「マリンビスト」と名乗っていて、「マリンバ・スペシャリストだけができる音楽をする」とのこと。バッハとギャレス・ファーはどちらかというとマリンバの特徴を思い起こさせる感じで、圧巻だったのは最後の細川であった。研ぎ澄まされた感性が伝わってくるような演奏で、聴衆も息を潜めて聴き入っていたように思う。この楽器は現代音楽に向いているなと感じた。

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53回目レッスン(6月10日)

 今回のレッスンは、お京ちゃんと若い彼のメンバー二人が休みということもあったのか、曲中心のレッスンでエチュードの「サンタルチア」とレパートリー集から「サンライズサンセット」「虹のかなたに」をやった。1ポの曲なので多少間違えても基本的にはすぐに弾けるようになるので大変楽しく、先生も「楽しんでいる間にあっという間に時間がたってしまいました」と言っていた。といってももちろん遊んでいたわけではなく、クレシェンドとデクレシェンドを意識して弓のスピードを徐々に上げたり下げたりすることでフレージングをつける練習である。この辺の練習は来月の発表会でも重要なところなので助かる。
 レッスン後に教室のロビーに展示してあったチェロを見ていると、教室の担当の方から試しに弾いてみてはどうですかと言われた。まずは、自宅でチェロのレッスンも受けている彼女が一緒に展示してあった弓を試したいとのことでトライしたのだが、さすがにさまになっている。次にピッチが私もということでトライ、最後は、当然小生もということで音を出してみた。左指の幅はバイオリンとは信じられないほど違っていて、かなり思いっきり広げないと次の音に移動できないようで、これで微妙なニュアンスを表現するとなると結構大変だなと感じた。弦もかなり太いので、張り替えるとなると結構命がけかも知れない・・・。

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ヒラリー・ハーンさんのコンサート

 6月7日にトッパンホールでヒラリー・ハーン(ピアノ伴奏イム・ヒョスン)さんのバイオリンリサイタルを聴いてきた。演奏曲目は、イザイ作曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調、エネスク作曲のヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調「ルーマニアの民俗風で」、ルシテイン作曲のパガニーニアーナ、モーツァルト作曲のヴァイオリン・ソナタ ト長調 K301、ベートーヴェン作曲のヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調の5曲であった。
 まずは、ちょっと全体の構成がなあという気がした。普通に見れば順当な曲順であるが実際に聴いてみるとちょっと物足りない感じがする。前半と後半を入れ替えて最後にイザイをもってきたほうが良かったのではないかと感じた。イザイを最後の曲にするのは本来おかしいかも知れないのだか・・・。
 演奏の方であるが、1曲目は好きな曲であるが彼女の演奏に惹きこまれそうでちょっと残してしまった。途中でバイオリンを構えなおすときに異音がしたりして、去年の公演の経験から、えっまた顎あてが壊れたの、と気がそれてしまった。これは最後まで残念である。2曲目では曲自体は好きになれない感じであったが、随所に唸らせるものがあった。途中で彼女が咳き込んでいったん舞台袖にもどったあと再開したのだが、お茶目な感じで舞台を走って登場した。聴衆の笑いを誘い曲想も軽妙な感じなので違和感は無かったが、小生の通うバイオリン教室の先生は「舞台上で走らないこと」と言っていたので本当はちょっとまずかったのかも知れない。
休憩後のルシテインはパガニーニの有名なメロディーを集約した感じで導入としては最高であった。次のモーツァルトでは彼女の演奏の持つ力強い部分がピアノを程よく抑えて曲全体を引き締めていたように思う。最後のベートーヴェンは悪くないのだが、ヒラリー・ハーンのバイオリンを聴きに来た聴衆には選曲として物足りないような気がする。クロイツェルソナタでもやってくれれば良かったかも知れないのだが・・・。
それから演奏後の拍手が異様に早い人が1人いてちょっと退いてしまった。前回4月の時のトッパンホールの聴衆が極めて大人だったのでこれもまた気になった・・・。

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52回目レッスン(6月3日)

 先生は、ポジション移動でいつまでももたついているのに業を煮やしたのか、今回はスケールを無視して、A線及びE線上だけで1ポの3の指を3ポに置き換えて順に一音ずつ上がったり下がったりする練習をした。「自宅では、弓の方は様々なボウイングバリエーションでスラーも交えて練習してみてください」とのことである。うーん、この手の特訓は、まずは体で覚えるということで頭の固い小生には向いているように思う。
 さて、先生からいきなり三本目の補助線上の音名を聞かれて詰まってしまった。小生の場合、五線上のミとソとラとドはすぐに出て来るのだが、補助線が入ると五線上のドから順番に数えていかないと音名が言えないという状況である。先生は、「一本目がラというのはすぐに出てきませんか」と言っていたが、多分、音楽学校で勉強している方達の一般的な覚え方というのがあるのではなかろうか・・・。
 レッスン後、チェロもやっている同じグループの方と話をしていて、以前から疑問に思っていたことが一つ解決した。というのは、音名は英語圏はエービーシー・・・ドイツ語圏はアーべーツェー・・・イタリア語圏はドレミなので、英語圏の先生に習う場合はエービーシーで音名を理解している必要があるという点である。彼女のチェロの先生はイギリス人なのでエービーシーとなるが、バイオリンはドレミなので切り替えが大変とのことである。もっとも、うちの先生は英国留学しているのでエービーシーでも教えられるということになるが・・・。

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