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カーボン弓を買う

最終的な決断はやはり先生の試奏結果がきっかけとなった。まず一点目は、先生がよく口にしていた「弦への吸い付き」について試奏中に不満げな指摘が無かったこと。つまり少なくともバイオリンの先生が弾いても問題ない程度の性能を持っているようだということである。二点目は、シグネチャーモデルの個性をある程度指摘したこと。試奏していて「あー、言われてみればこの辺は○○○っぽい弾き方に向いているような気がします」とのことで、設計アドバイザーとなった有名バイオリニストの考える良い弓としての素質が工業製品としてそれなりに具現化されているようだということである。三点目は、先生の話の中にあった「知り合いの二代目の弓製作者のとても良い出来映えの作品が、もし一代目の作品だったら遥かに高い価格になってしまいます。」ということで、木製弓の価格にはかなり製作者の名声が含まれていそうだということ。つまりプロバイオリニストの方達が選ぶような高価な弓に近い素質の弓を製作者の名声を含まない価格で入手できるのではないかということである。もちろんアドバイス料と特注経費はかかるわけだが・・・。
とはいえ、それにしても少し高すぎるのではないかとも思ったので、先生に低価格モデルも含めて再度の試奏をお願いした。結果は、価格の違いほどの差があるかどうかは別にしても検討している弓の方が良い印象とのことで、ここに至って、ついに小生はカーボン弓の購入を決定したのであった。教室の担当者に注文を済ませたが、基本的に個体差はほとんどないもののフラグシップモデルとしての商品価値を高めるという意味で購入時に更に数本の中から選択することが出来るとのことである。ちなみに、購入することとしたカーボン弓は実は小生が展示会で試奏し弾きやすいと感じたものとは別のモデルである。弓にせよ楽器にせよやっぱり初心者は自分で選んではいけないとしみじみ思っているところである。また、レッスンをしながら何本もの弓を先生に試奏してもらえたのは恵まれた環境にあると思うので、先生、グループの仲間及び教室の担当の方に感謝したい。
なお、カーボン素材に違和感を持つ方も多いかもしれないが、そういう方はやはり木製の弓を買ったほうが良いと思う。カーボン弓は、一般的にいって手工芸品よりもコンセプトが明確で優秀な工業製品を好む方に向いているのではなかろうか。

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