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2005年12月

第九&忘年会

 12月28日に東京文化会館で、飯森泰次郎指揮:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の第九特別演奏会を聴いてきた。ソプラノ緑川まりさん、メゾソプラノ加納悦子さん、テノール福井敬さん、バリトン島村武男さん、合唱は相良文明合唱指揮:東京シティ・フィルコーア/混声合唱団明響であった。
 この数年、年末の仕事納めの後に、ぼーっと独りでどこかのオケの第九を聴きながら一年を振り返って、そのあと酒を飲んで帰るというパターンを楽しんでいた。今年もなんとか例年どおりにできそうだなと思っていたのだが、バイオリンをはじめたということもあり、仕事とは別に同じグループレッスンの若い人達との付き合いもできたので誘ってみたところ、皆さん行ってみたいということになり、演奏会後の忘年会も兼ねて上野の森へ行くこととなった。
まずは、指揮者より合唱指揮の相良さんが演奏会直前に急逝されたとの話があり、第九演奏の前に相良さんを追悼する意味でG線上のアリアが演奏された。バイオリンの響きがとても清楚で心打たれるものであった。続く第九においても特に第1バイオリンの響きがとても印象に残ったが、バイオリンの直接音とホール内での反響のバランスがちょうど良い感じに聞える席でもあったようである。「よろこびのうた」はバイオリンで初めて弾けるようになった曲で、ちょうど3月頃にレッスンでやっていたことを思い浮かべていたが、今では「カノン」かと思うとやはりそれなりに成長したということであろう。
演奏会後は近くのイタリアンレストランへ行ったが、第九&忘年会なんていうものもバイオリンをはじめたからこそ思い付いたことだなあと、若い人達の顔を眺めながらしみじみ思ったのであった。

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36回目レッスン(12月17日)

 今回のレッスンでちょうどバイオリンを習い始めてから1年となった。そして、当教室の教本1を修了した。修了証のようなものはなかったが、先生にお願いして記念のサインを日付と共に教本の裏側にしていただいた。で、大体どんなレベルかというと、イ、ニ、ト長調及びイ短調の左指が1stポジションだけの曲なら、初見でも簡単な曲はなんとかメロディーが再現できるというところか。音程はまだまだで、発表会で他の方の演奏などを見ていると、とりあえず聴ける程度になるには3年はかかるようである。やはり、バイオリンは他の楽器に比べて難しいという気はするが、バンドを組むとかの明確な目標がなければ、徐々に弾けるようになっていくことがとても楽しく優雅な気分にさせてくれるので、流行のスローライフにも通じるような気がする。
 さて、最後のレッスンは、レッスン10を駆け足で終わらせるという感じであった。エクササイズをサッとやった後、レパートリー集の「私のお気に入り」であるが、ピッチカートの出てくるなかなかかっこいい曲で本当はもう少しじっくりやりたいところであった。そのあとは、教本1の最後のエチュードである。とくに難しいという感じではないのだが、1時間のレッスン中に2曲の新曲はさすがにちょっときつい。実態としてはほとんど弾けなかったが、先生はこの曲はそれほど重視していないようであった。しばらくレッスンは休みなので例の宿題が大量に出るのかとビクビクしたが特に出されなかったので、「私のお気に入り」とエチュードを自宅で十分にさらっておけばよいということであろう。
 レッスン後、我々の次の時間のグループの方たちと忘年会ということになったが、どうやら来年四月のアンサンプル・フェスティバルで同じ曲を弾く仲間になるとのことで、来年は結構バイオリン仲間が増えそうである。

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諏訪内晶子J.Sバッハ・プロジェクト2005

 12月16日に諏訪内晶子さん、フランソワ・ルルーさん、ヨーロッパ室内管弦楽団(弦楽のみ)のコンサートをサントリーホールで聴いてきた。演奏曲目は、ヘンデル作曲の合奏協奏曲変ロ長調、J.Sバッハ作曲のヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ニ短調、ヴィレシュ作曲のパッサカリア・コンチェルタンテ、J.Sバッハ作曲のヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調、C.P.Eバッハ作曲のシンフォニア第5番ロ短調、J.Sバッハ作曲の二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調の6曲であった。
 まずは、構成の緻密さにうーんとうなってしまった。さほど単純ではないが形式的には、諏訪内&ヨーロッパ室内管弦楽団のコンサートでオーボエ独奏フランソワ・ルルーさん、ゲストヴァイオリンにチョーリャン・リンさんというものであるが・・・。
1曲目、ヨーロッパ室内管弦楽団によるヘンデルであるが、まったくもって上品かつ控え目な音量で淡々とした演奏を聞かせてくれたが、ある意味このコンサート全体の暗示であったかもしれない。2曲目のバッハではフランソワ・ルルーさんのオーボエ演奏を諏訪内&ヨーロッパ室内管弦楽団が支えるという感じで、もちろんソロバイオリンも必要な自己主張をするものの基本はオーボエ協奏曲という仕上がりであった。3曲目のヴィレシュではフランソワ・ルルーさんのオーボエ独奏が冴えわたった。また、ヨーロッパ室内管弦楽団メンバーがソリストとなったときの実力の高さも伺えるような、恐れ入ってしまう演奏であった。ブラボーの嵐になるかと思われたが、諏訪内さんが今日の主役だと思っている聴衆の皆さんはひょっとして遠慮されたのであろうか。静かだが長く演奏をたたえる拍手が続いて前半を終えた。
 後半に入って、4曲目のヴァイオリン協奏曲はまさしく高貴な方々のお出ましという感じの有名な曲であるが、諏訪内さんのヴァイオリンはまさに上品かつ優雅という感じで、2曲目同様に必要な自己主張はしているものの諏訪内&ヨーロッパ室内管弦楽団としてのバッハの理知的ではあるが華やかさを失わない解釈に、会場全体が酔っていたように思う。では、ヨーロッパ室内管弦楽団としてはどうなのかという答えが、5曲目のC.P.Eバッハのシンフォニアであった。明らかに諏訪内さんを離れた実力派集団に変身し、こちらにもしばし、驚嘆させられてしまった。そして、最後にチョーリャン・リンさんをもう一人のソリストに迎えたヴァイオリン協奏曲で、ここでも諏訪内&ヨーロッパ室内管弦楽団としての演奏を基調としつつ、二人のソリストの掛け合いによるバッハの曲の美しさに包まれるとともに底知れない深く静かな感動がじわりじわりと込み上げてくる自分に呆然として演奏は終わりを告げた。気が付くと、結局前半のフランソワ・ルルーさんは過去のものとなっていて、主役はやっぱり最初から諏訪内さんだったのかとここで理解した。
 主役は諏訪内さんであっても、超大物ばかりの各共演者にそれぞれ十分な自己主張の場があって堪能できる、何か緻密に計算されたようなところがあり、普段の何倍も楽しめるコンサートであった。アンコールはサラサーテ、バルトークの後、密かに期待していた諏訪内さんの無伴奏ソナタ3番のラルゴであった。過去にアンコールで聴いて以来耳に残ってしまったものだが、神のような演奏の終了とともに誰もが今日の演奏会の終わりを認識した。
うーん、やっぱり諏訪内さんは凄い。帰りに会場で最新のCDを買って帰ったが、帰途、自分の中で知性のポイントがアップしたような、そんな充実感に包まれていた。

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カーボン弓を買う

最終的な決断はやはり先生の試奏結果がきっかけとなった。まず一点目は、先生がよく口にしていた「弦への吸い付き」について試奏中に不満げな指摘が無かったこと。つまり少なくともバイオリンの先生が弾いても問題ない程度の性能を持っているようだということである。二点目は、シグネチャーモデルの個性をある程度指摘したこと。試奏していて「あー、言われてみればこの辺は○○○っぽい弾き方に向いているような気がします」とのことで、設計アドバイザーとなった有名バイオリニストの考える良い弓としての素質が工業製品としてそれなりに具現化されているようだということである。三点目は、先生の話の中にあった「知り合いの二代目の弓製作者のとても良い出来映えの作品が、もし一代目の作品だったら遥かに高い価格になってしまいます。」ということで、木製弓の価格にはかなり製作者の名声が含まれていそうだということ。つまりプロバイオリニストの方達が選ぶような高価な弓に近い素質の弓を製作者の名声を含まない価格で入手できるのではないかということである。もちろんアドバイス料と特注経費はかかるわけだが・・・。
とはいえ、それにしても少し高すぎるのではないかとも思ったので、先生に低価格モデルも含めて再度の試奏をお願いした。結果は、価格の違いほどの差があるかどうかは別にしても検討している弓の方が良い印象とのことで、ここに至って、ついに小生はカーボン弓の購入を決定したのであった。教室の担当者に注文を済ませたが、基本的に個体差はほとんどないもののフラグシップモデルとしての商品価値を高めるという意味で購入時に更に数本の中から選択することが出来るとのことである。ちなみに、購入することとしたカーボン弓は実は小生が展示会で試奏し弾きやすいと感じたものとは別のモデルである。弓にせよ楽器にせよやっぱり初心者は自分で選んではいけないとしみじみ思っているところである。また、レッスンをしながら何本もの弓を先生に試奏してもらえたのは恵まれた環境にあると思うので、先生、グループの仲間及び教室の担当の方に感謝したい。
なお、カーボン素材に違和感を持つ方も多いかもしれないが、そういう方はやはり木製の弓を買ったほうが良いと思う。カーボン弓は、一般的にいって手工芸品よりもコンセプトが明確で優秀な工業製品を好む方に向いているのではなかろうか。

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35回目レッスン(12月10日)

 今回はピッチが風邪で休みということで三人のレッスンであるが、何故か小生も体調がすぐれず額に脂汗をかきながらのレッスンできつかった。飲み過ぎという言い方もあるが・・・。
 エチュードの「金婚式」をとりあえず弾いてみる。さすがに若い二人はきちんと練習してきたようであるが、・・・小生も練習はしていたのだがちょっと体調が・・・。先生は「皆さんは先月に「カノン」に取り組んだため左指のほうは(現レベルとしては)十分に動いているようです。」とのことであったが、小生は含まれていないかもしれない。続けて先生は、「後は右腕を大きく波のように大らかにすることだけですね」とのこと。これには小生も含まれている。きっぱり。
 さて、レパートリー集のほうから「早春賦」を初見で弾く・・・。なんなく弾けてしまった。「大変よくできました」とほめられたが、うーん、体調さえ悪くなければもっと自信が付いたかもしれない・・・、残念である。ということで、いきなり先生から、「来月からは教本2に入りますので準備しておいて下さい」といわれてしまった。我々が四月のアンサンブルフェスティバルに申し込んでしまったことから、早目に2nd、3rdポジションをやったほうが良いとの判断もあったようである。しかし、正月はのんびりして、2月辺りからまた忙しくなるかなと思っていたのが、1カ月繰り上がってしまった。
 先生から、「土曜日のレッスンの生徒さん全員で新年会をやりましょう」との話があり、これは楽しみだぞ。

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紀尾井シンフォニエッタ東京のコンサート

12月9日に四谷の紀尾井ホールでコリヤ・ブラッハーさんの指揮及び独奏ヴァイオリンによる紀尾井シンフォニエッタ東京のコンサートを聴いてきた。演奏曲目は、ベートーベン作曲のヴァイオリン協奏曲ニ長調及びロマンス第2番へ長調、ドヴォルザーク作曲の弦楽セレナードホ長調であった。
開演前にシンフォニエッタの団員によるロビーコンサートがあった後、まずはヴァイオリンコンチェルトであるが、ずいぶん速いペースだなーと感じる。ブラッハーさんは相当せっかちな人なのだろうか・・・などと考えていたら、なんとカデンツァに入ると普段よく演奏されているものと違っていた。初心者の小生には初めて聴くもので誰のものかはよくわからなかったが、このカデンツァに合わせるために速いペースで指揮していたようである。どちらかというとテクニック系のソリスト向きと感じた。それにしても、かなり力の入った指揮でオケのほうも疲れたのではないか・・・。休憩後にロマンスであるが、気のせいかもしれないが実はこれも少し速めのペースかなと感じた。弾き振りというのは、ソリストが自分の好きなようにオケを引っ張ってきてうまくそれに乗るように独奏に入れるということなのであろうか。ブラッハーさんは結構気持ちよさそうに弾いていて、そういう感覚が聴衆にも伝わっていたように思う。3曲目はブラッハーさんがコンマスの席に着いての指揮者なしの演奏となった。オケのコンマスである豊嶋泰嗣さんが第2バイオリンに移ってブラッハーさんと豊嶋さんの二人で共同して結構大きめの身振りで指揮をしていたように見えた。アンコールはロマンスの1番で一晩に両方を聴いてしまった。
弾き振りといえば、来週はいよいよ麗しのひとの弾き振りが楽しめるぞ・・・と。

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34回目レッスン(12月3日)

教室の方も、まあ次から次へという感じで大人の生徒が飽きないような工夫をしてくるものである。今度はアンサンブルフェスティバルというものに参加しませんかということで、我々のグループは早速申し込んでしまった。4月の末に大きなホールで開催され入場券も発売されるようである。ストリングスアンサンブルのコースで募集はVn70人/Vc10人、参加者は3回の合同練習会に出席して発表曲の「美しき青きドナウ」と「アンダンテ・カンタービレ」を仕上げるというもの。ほかにも弦楽器が4コース、管楽器が6コースあり全体で約4時間の大発表会になる。レベルとしては2曲とも教本2に達している必要がありそうであるが・・・、ちょっと無謀だったかもしれない。
レッスンの方は、レッスン9のエチュード「金婚式」(作曲:G.マリー)に進んだ。トリルのでてくる曲でちょっと慄いたが、今回はゆっくりで二拍子の曲を四拍子で弾いているため特にどうということもない。かなりスラーに引っかかってしまったが・・・。先生から「次回は、右手を大きく使って二拍子っぽくします、テンポもかなり速いので楽しみにしていてください」とのことであるが、つまりそういう風に練習してきてくださいということなので、とにかくできるところまでやってみよう。
このところ先生の「右手を大きく」という注意が多くなってきた。それなりにしているつもりなのだが、「あと5cm長く弓を使えれば往復で10cm違います」とのこと。最初に比べれば少しは左指も動くようになってきたはずで、バイオリンらしい音を出せるようになることが教本1での最後の目標なのかもしれない。そういえば「鏡を見ながら練習してみてください」とも言っていた、うーむ。

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