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2005年11月

庄司紗矢香さんのコンサート

11月29日にサントリーホールで庄司紗矢香さん(ピアノ伴奏:イタマール・ゴラン)のバイオリンリサイタルを聴いてきた。演奏曲目は、シューマン作曲のヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調、ショスタコーヴィチ作曲のヴァイオリン・ソナタ、R.シュトラウス作曲のヴァイオリン・ソナタ変ホ長調であった。
庄司さんはその年齢と童顔のため何をやってもサプライズとして受け取られてしまう部分があり損をしているように感じているのだが、今日の衣装は南フランスの田舎の農婦風で二階席の遠目からは成熟した大人の女性を感じさせるものとなっていて、演奏内容との間に違和感がなかった。
1曲目のシューマンは、冒頭から一気に聴衆を惹きつけてしまう演奏に心地よく浸った。2曲目のショスタコーヴィチは、バイオリンとピアノによる劇という感じでホールの聴衆もそれに没頭していて、演奏を聴きながらこの曲をここまで弾ける演奏家はそうはいないだろうと思った。演奏後はブラボーの嵐となったが、恥ずかしながら小生でさえ叫んでしまいたいほどであった。また、第2楽章は津軽三味線を思わせるようなところがあり面白いなと感じた。休憩後のR.シュトラウスではまさにソプラノ歌手が歌うような演奏に酔いしれた。アンコールはバルトーク、シューマン(だったかな?)、ドボルザークの3曲であったが、特にバルトークのルーマニア円舞曲(これも?であるが)は気に入ってしまった。バルトークには好きな曲が多いが演奏を聴いていて無伴奏ソナタも聞いてみたいなと思った。
庄司さんの演奏は、作曲家の書いた楽譜を脚本のように読み解いてそれを現時点の彼女として全身全霊で劇のように演じている、というように感じる。多分それが彼女の演奏スタイルなのではなかろうか。今後さらに彼女の内面が変化していく過程を聴いてみたい気がした。ただちょっと気になったのは、人気絶頂の彼女のリサイタルとしては客の入りが満席とはならなかった点である。彼女の演奏スタイルに食傷気味の人もいるのかもしれないなと感じたのであった。最後に、イタマール・ゴランさんのピアノ伴奏は素晴らしかった。彼なしには今日の庄司さんの演奏はなしえなかったのではないか・・・。

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アンサンブルクッキング

 11月27日にアンサンブルクッキングというバイオリンを主体とした弦楽器のセミナーに参加してきた。課題曲は「エデンの東」「カノン」「クリスマスメドレー」の3曲で、参加者は当日までに曲を仕上げて指揮者の指導で大人数のアンサンブルを楽しむというもの。参加料は3000円である。指揮者は我々の先生の学校の後輩とのことで、声のよく通る優しい女性の方であった。また、キーボード・ベースギター・ドラムスのバンドが入ってサポートしてくれた。参加した弦楽器はバイオリン・ビオラ・チェロで総勢は120人位とのことである。
 会場に入ると、既に我々グループのメンバーは到着していて、しっかり右端の席を確保してくれていたので助かった。楽器を取り出すと、会場内に10数人程いる講師の方が来て調弦してくれる。譜面台は人数分無いので自分のものを使用した。まずはウォーミングアップということでスケールを弾くが、その音量にちょっとびっくりした。会場は普通のビルの会議室なので音響的効果はないがそれでも十分という感じである。
 1曲目は「エデンの東」であるが、これは肩慣らしという感じで、一回目に弾いたときはスラーを間違えたが後はうまくいった。指揮者からいくつか指示があり、これはレッスン時に先生から指示されるものとほぼ同じであるが、実際に会場で指揮者の指示のもとに弾いて音が変わっていくのを感じるのは結構楽しいものである。また、ビオラ・チェロの音にも耳を傾けてくださいとのことで、気がつくと結構ぐっと来る演奏になっていた。
 2曲目がお待ちかねの「カノン」である。まず全員でvn1を弾いたところで、えっ、という感じである。実は「カノン」には上と下のパートがあって、上のパートがおなじみの32分音符と移弦がバリバリ、下は初心者用であるが、かなりの人が下のパートを弾いていたのである。この回(午前)の参加者は約7割の人がバイオリンを始めて1年未満で、それでも我々のような1年近くになる人は上のパートを弾いたのであろうが上下で半々ぐらいではなかったかと思う。こうなると小生も偉くなったような気がして気分が大きくなった。曲のテンポは昨日のレッスンよりも更に速くかなりきつかったが、途中でかなりミスしてもぜんぜん平気で追いついていた。小生までがvn1で隣からvn2となったが、隣の若いカップルは下のパートを弾いていたので、つられるということはまったく無かった。昨日先生が「心配しなくても大丈夫」といっていたのを思い出した。この後休憩となって、3曲目の前に講師演奏があった。
 3曲目の「クリスマスメドレー」は3曲あって「ホワイトクリスマス」「ウインターワンダーランド」「きよしこの夜」であるが、当然皆さんしっかり練習してきている。小生の場合は「カノン」に追われてほとんど練習できずに昨日の夜少し復習しただけなのでかなり慌てた。最初は結構ミスしたが、つまりこれだけ大勢だと多少間違えても目立たないのでそれほど気にすることはなく、何度か繰り返すうちに最後はきれいに弾けてしまうということです。
最後に仕上げということで、各曲を一回ずつ弾いてセミナーは修了となった。修了後に参加者に感想を聞いていたが最高齢は76歳の男性の方であった。夕方にグループメンバーで打ち上げ会をやったのだが「明日からカノンを弾かなくていいと思うとホッとする」という言葉が印象に残った。

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33回目レッスン(11月26日)

 さー、いよいよ明日にせまったアンサンブルクッキング前の最後のレッスンということで、今回は、カノンの仕上げとなった。自宅練習では何回かはノーミスで弾きとおすことができたので、もはやこれ以上はジタバタしてもしょうがないと覚悟していたのだが・・・。他のグループでアンサンブルクッキングに参加する方も入って、まずは全員でvn1を弾く・・・、ん?・・・先生はいつもよりテンポを早くしたようで、いくつか失敗したが、まあこんなところであろう。次は、なんと明日が本番というのに始めてvn1から3に分かれての合奏となる。小生はvn1となったが・・・。これはきつい、他のパートにつられそうになると手がもつれる。明日は大丈夫であろうか・・・。
 最後に先生から、「明日は下を向いていないで指揮者の方をときどき見ながら弾きましょう。そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。vn1は指揮者に向かって右側ですから、決め打ちする人は間違えないように。」とのことであったが・・・。

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バイオリン展示会

通っている教室でバイオリン・チェロの展示会があったので自分のバイオリンを持って見に行ってきた。まずは教室のバイオリン講師による1回目ミニコンサートを聴く。終演後、6月の展示会でも頼んだ専門の技師による無料の楽器診断を受けた。本体・弓ともに問題なしとのことで安心する。ケースの中に乾燥剤を入れていたのだが、これからの季節は空気が乾燥してくるので不要とのこと。むしろ、湿度が40%をきるようであれば表面のニスが割れてくる場合もあるので乾燥対策が必要とのことであった。また、弓の毛が均等に張られていないと棹が変形するのでそのような時は毛の調整が必要とのことであった。
さて、検討中の二本目の弓のことで、教室の方で用意してもらっていたカーボン弓を試奏してみた。倉庫として使っていた教室を借りて全部で十数本について、目下特訓中の「カノン」を自分のバイオリンで弾いたのだが・・・。まず手に持った印象は「軽いな」というところか、重量的には平均的な設定となっているはずなので今の弓に比べてということだが・・・、バランスの関係もあると感じた。弦への吸い付きについては、形状としては設計どうりに作られているはずなので、反発力をどう設定するかということか・・・、また、こちらもバランスに関係するなと感じた。小生はフィッシングもするので、これまでに多くのカーボンロッドを使用した経験があるが、加工精度もかなり重要ではなかろうか、良い竿はブレが少ないので長時間キャストしていても疲れないのであるが・・・、バイオリンではそこまでの経験がないのでわからなかった。結局1時間程弾いていたが、とてもバランスが良く弾きやすいなというのが一本出て来た。値札をみると399,000円とある・・・、うーん。
2回目のミニコンサートを聴いていると、同じレッスングループのお京ちゃんがやってきた。弓を見に来たとのことで、途中で展示室の方へ向かった。コンサートの方はチェロの講師の方も加わり結構楽しいものとなって終演。最後に、弦を1セット購入して帰宅した。お京ちゃんは展示室で真剣な顔をして試奏していたので声をかけなかったがさてどうなったか・・・。

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クレール=マリ・ルゲさんのコンサート

11月17日にトッパンホールでクレール=マリ・ルゲさんのピアノリサイタルを聴いてきた。演奏曲目は、全曲ともリストの作品で、バラード第2番ロ短調、2つの伝説:1小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ/2水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ、愛の夢 ―3つの夜想曲:第1番変イ長調/第2番ホ長調/第3番変イ長調、超絶技巧練習曲集 より第1番前奏曲第11番夕べの調べ/第12番雪あらし/第10番へ短調であった。
まずは登場した彼女を見て、衣装がいまいちかなあと感じた。黒のロングに赤いベストを着ていたが、偏見かもしれないがフランス美人にしてはあまりにも地味すぎる感じであった。演奏の方は、1曲目を聴いて、一言で言えば「上手いね」という感じある。2曲目ではよく指が動くなあと感心したが、3曲目の有名なメロディーを聴きながら、なーるほどこれがヨーロッパの香りかと思った。最後、超絶技巧練習曲集からではなかなか完成度の高い演奏に満足した。客席のあちらこちらにいかにもピアノの先生ですという感じの方がいらしていたが、感想を聞いてみたい気がした。

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32回目レッスン(11月12日)

 まずは、レッスン9とレッスン10に出てくるAマイナーのお話。短調(マイナー)にはナチュラル(自然)、メロディック(旋律)、ハーモニック(和声)の三種類の音階(スケール)があり作曲家は使い分けていて、レッスン9はナチュラル、レッスン10はメロディックとのことであった。実際に弾いてみると、今迄があまりにも脳天気だったというせいもあるかとは思うが、ドロッとした暗い感じがして「これはかっこいいぞ」という感じである。
 次は、前回メタメタであった「美しき青きドナウ」である。こちらはとりあえず練習をしておいたので、さすがに今回はメタメタということは無かった。先生も多少は安心したようで、二組に分かれて上のパートと下のパートを弾くこことなった。いくつかの表現上の指示があったり、ついていけない部分もあったりしたものの、けっこう楽しい合奏となった。こういう楽しみはグループレッスンならではということになる・・・。
 最後が「カノン」である。こちらは始めてからちょうど1ヵ月位、出来ない日もあるが大体一日に1時間ぐらいは自宅で練習している。自分の中では少しづつ成長しているのがわかるが、演奏には現れていない状況である。とりあえず今回は最初から最後まで通して、途中間違えても追いつける状態にはなった。ラスト2週間でどこまで行けるかということで、後から続く中高年のバイオリン初心者の方の参考にはなりそうである・・・。

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31回目レッスン(11月5日)

 今回は、ピッチが所用で休んだため3人でのレッスンとなった。レッスン8のエクササイズをやった後、エチュードの「美しき青きドナウ」を弾くのであるが、これがメタメタ状態であった。先生から「これからは譜面に指番号を書かないようにしましょう」といわれていて既に前々回から指番号なしでやっているのだが、・・・これが難しい。小生の場合、弦名も一緒に書き込んでいたので更につらい状況である。カノンの練習に必死でこちらには手が回っていないというのも事実であるが、それほど難しい曲ではないのでそこそこは弾けてもいいのだが・・・。久しぶりに頭の中が真っ白状態になってしまった。
 さて、二本目の弓の件であるが、先生にカーボン弓について相談してみると、どうも先生はいい印象を持っていないようである。「弓は、弦への吸い付きの良し悪しが基本的な問題です」といって、小生のバイオリンセットに付いていた弓(ヘルナンブコ材製)を取り上げて弾きながら「それなりに弾きやすい弓ですよ」とのこと。そうはいってもスペア弓としてカーボンはアマチュアには向いているのでは、と粘ると、「何かお仕事で弾くことでもあるのですか」とのこと。うーん、生徒を問い詰めてどうする、という気もしたが、とりあえず次回に試し弾きをしてもらえることになった。ふー。

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