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サントリー音楽財団サマーフェスティバル2005/MUSIC TODAY21 20世紀のウィーン<管弦楽>

8月30日にサントリーホールで高関健指揮:東京都交響楽団(合唱:東京混声合唱団)の20世紀のウィーンと題されたコンサートを聴いてきた。演奏曲目は、シェーンベルク作曲の弦楽のための「ワルツ」(日本初演)、ウェーベルン作曲のカンタータ第2番~ソプラノ、バス、混声合唱とオーケストラのための~、眼の光~混声合唱とオーケストラのための~、リスト原曲/ウェーベルン編曲の労働者の合唱(日本初演)、クシェネック作曲の交響的悲歌、ベルク作曲のヴァイオリン協奏曲であった。
今回のコンサートは出かける前にかなりの覚悟を決めていた。なにしろ、シェーンベルクやウェーベルンの作品である、本当に楽しめるかどうかは自信がなかった。ところが、1曲目はなんてことのない耳に優しいメローディーである。拍子抜けした気分で楽しんだが、全体で10数分間の組曲なのに10個に分かれて構成されていて、各曲ともなんとなく乗り切れないうちに終わってしまう感じであった。2曲目と3曲目は出たーという感じの12音技法現代曲である。ソプラノは森川栄子さん、バスは加賀清孝さんであるが、特に加賀さんの張りのあるバスは素晴らしいと感じた。4曲目はバスと混声合唱(合唱指揮:大谷研二)が指揮者より前の舞台前面に並んで、始まる前からこれは盛り上がるぞと予感できる労働賛歌である。演奏後、案の定ブラボーの嵐に巻き込まれたが、ちょっとヤバイ集会に参加してしまったような気分にさせる曲であった。
休憩後のクシェネックは1曲目と同じ弦楽パートだけのオーケストラによる演奏であるが、この辺の曲なら普通の曲という感じで、1曲目では少し荒いかなと感じたストリングスも大分のってきて十分楽しむことができた。そして、最後はもう大好きな曲の一つであるベルクのバイオリン協奏曲で、ソリストは若手有望株の神尾真由子さんが務めた。この曲は途中でソロがバックに溶け込んでしまう部分があるが、その後に浮き上がってくるソロバイオリンの幻想的な美しさを見事に表現していたように思う。ソリストの使用楽器は1727年製のストラディヴァリウスであった。

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コメント

はじめまして、こんばんは。
私も昨夜サントリーのサマーフェスタに行ってきました。
TBさせていただきましたので、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: snow_drop | 2005/08/31 21:55

>snow_dropさん

 はじめまして、記事を読ませていただきました。
 30日の夕刊でも一連のサマーフェスティバルを取り上げていて空席が目立つとのことでしたが、30日は一番まともな日ということもありほぼ満席状態でしたね。
 もっとも私の様な初心者はベルクのコンチェルトが入っていなければ引いていたところですが・・・。

投稿: shinosan | 2005/08/31 22:50

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