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2005年3月

トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンのコンサート

3月28日にサントリーホールで、トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンサートを聴いてきた。トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンとはトヨタ自動車が開催する演奏会のために特別に編成された室内オーケストラで、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーなどから構成された30名の楽団とのことである。演奏曲目は、イントラーダ(当演奏会のための前奏曲)、モーツァルト作曲の序曲~歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より~、J.S.バッハ作曲のヴァイオリンとオーボエのための協奏曲、武満徹作曲のヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのノスタルジア~アンドレイ・タルコフスキーの追憶に~、マーラー作曲の交響曲第1番ニ長調「巨人」であった。
まずは、トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンにより立位のままイントラーダが演奏され、着席後にモーツァルトが演奏されたが、おっ、これはなかなかいいぞという印象である。プログラムを見ると特別編成楽団としては今夜が最後の公演らしく、世界最高峰の同源楽団のメンバーからなるとはいえ、数回の公演を経て楽団としてもかなり高い完成度となってきていたのであろう。3曲目は、ヴァイオリンは諏訪内晶子さん、オーボエはクラウス・リーンバッハーさんをソリストに迎えた協奏曲であるが、典雅な感じのする曲で、ヴァイオリンとオーボエの掛け合いがとても楽しく感じられた。なお、3曲目までは指揮者無しの演奏であった。4曲目は武満徹作曲の現代曲である。ザッシャ・ゲッツェルさん指揮、ソリストは諏訪内晶子さんであるが、これは素晴らしいまさに会心の演奏ではなかったかと感じられた。ソロバイオリンの第1音から一気にソロの世界に引込まれた後、時々弦楽オーケストラに返されるのだが、弦楽がしっかり受け止めて一息付かせた後またソロバイオリンに引き戻されるという感じで、そのやりとりがとても心地よいのである。幻想的な曲をたっぷりと堪能させてもらった。また、アンコールにも応じてクライスラー作曲の「才たけた貴婦人」を演奏してくれた。最後は沼尻竜典さん指揮のマーラーであるが、名古屋フィルハーモニー交響楽団が加わってトヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンのサポートを受けるという感じであろうか、弦楽グループは両楽団員がペアになって演奏していた。そして第4楽章の最後は大音量の迫力ある演奏で盛り上がり一連の演奏会を締めくくったようである。

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ミニ発表会とは

 3月27日に教室が主催する「プレイテラスコンサート」と銘打ったミニ発表会があったので覗いてみた。小生が通っているバイオリン教室は、他にも様々な楽器のレッスンがあって、いわゆる大人のための音楽教室なのであるが、ロビーには結構カッコいいテラス状の談話スペースが設置されており、そこを舞台としての発表会であった。実は小生のグループも参加しようということになっているので偵察の意味も有ったのだが・・・。
 参加者は、サックスとドラムスのクラスであったが、まずは、サックスの3人組に先生がサポートしての出場。先生の紹介では、他にも2グループ予定していたが、風邪?と引越し?のため急に出場できなくなったとのこと。「こういうのも有りか」と少し安心した。登場した3人組からは緊張によるかすかな震えが空気を伝わってくるようで、客席の小生もドキドキしてしまった。演奏が始まってもやはりかすかな震えは止まっていない。リーダー格の男性は左足先を上げてテンポをとっているのだが、実際のテンポと足の動きはまったく会っておらず、しかも足先が震えていて、大変な緊張感を客席に伝えていた。ただし演奏そのものは難なくこなしていて、演奏後のインタビューでは、その男性はサックスをはじめてから7年、女性2人は9カ月目ということであった。
 ドラムスの方は、同じクラスの1人がドラムスで残り2人がエレキギターとエレキベースを担当しての登場であるが、こちらはまったく危なげない感じである。ベースギターの人が慣れないせいか多少びくついていたが、ハードな音量に圧倒されてしまった。演奏後のインタビューでは、3人ともはじめてから9カ月目とのことである。
 小生が参考とするのは、まあ、サックスのグループの方であるが、高いところから客席を見下ろすのは結構怖いものがありそうである。ただし、いずれにせよサックスは音が出せるようになっていれば多少びくついていても問題なく演奏を終えられそうであるが、バイオリンは震えだしたら目も当てられない状況に陥りそうで、そもそもまともな音が出せるかどうかも結構問題である。これは大変なことになってきたぞ・・・。チャイムのメロディーぐらいならなんとかなりそうだが。

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9回目レッスン(3月26日)

 今回で、我々のグループも3カ月目のレッスンを終えた。四人とも落伍することなく、小生もなんとかぶら下がりながらも乗り切ったところはエライと思う(自分で言ってどうする)。先生から、「これで「よろこびの歌」はレパートリーになりました。」といってもらえたのは大変うれしくて、自宅へ戻ってから祝杯を挙げてしまったのであった。教室のホームページを見ていると3カ月間コースというのもあるようなので、その場合はここまで出来れば修了ということなのであろうか。となると、我々のグループは少なくとも標準並みのセンスはあるということで、いや、教本のレッスン3にも既に入っているので多少優秀ということになり、これは確かにエライということになる(自分で言ってどうする)。
 さて、レッスンであるが、今回の課題は力を抜いて弾くということであった。先生から見ればガチガチの状態で弾いているように見えるのであろうが、一応力は抜いているつもりなので、これはなかなか身に付かない。というより、どういう状態なのかの感覚が実感できていないということである。小生の場合はっきり言えることは右の肘が張ってきたら力が入っているという信号である。先生が直接我々の左指を動かして、指の柔軟性を示そうとしてくれたとき、「力を抜いてください」といわれても小生だけはうまく力が抜けずにちょっと恥ずかしかった。いずれにせよ、人に不快感を与えない音を出して少なくとも演奏を聴いてもらえるためには最低限必要なことだと思われるのでなんとか会得しなければならない。
 これまで、指の押さえ方は2と3の間が隣同士であったが、今回からは1と2の間が隣同士となる新技術が登場した。調がDとなることで、E線を弾くときに必要となることなのであろう。また、同じ2でも連続して弾くときに、指を1と3の間でスライドさせる技術も出てきて、これには感心した。というより、なにかとてもプロっぽいので気に入ってしまい帰宅後も結構練習をしてしまったのであった・・・。

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紀尾井友の会のイベント

 3月12日、レッスンの後に「紀尾井友の会」のイベントに参加してきた。四谷にある紀尾井ホールが主催するいわゆるホール会員の集まりで、小生は外にもサントリーホールとトッパンホールの会員になっているのであるが、このような会ではチケットの割引や会員誌の発行とともに時々イベントを開催してくれる。
今回のイベントは紀尾井ホール内のバックステージツアーであるが、途中にバーコーナーでの親睦会をはさんで、邦楽の笛:福原徹さんとチェロ:丸山泰雄さんの演奏を小ホールと中ホールで聴くことができた。参加者は200人弱であろうか、熱心な音楽ファンばかりの集まり(とりあえず小生は除外します)なのでホールの収容人数からみればわずかな聴衆にもかかわらず素晴らしい熱演を聴くことができた。またアットホーム的な雰囲気で、演奏中にも席を替わってホールの音響の違いを楽しんだり、舞台に上がって演奏者に聞こえている音を聴いたりとずいぶんとアコースティック環境を実地体験できた。また、小生は本番中の舞台のそででカゲアナ、ステージドアの開閉、トイトイの掛け声などステージマネージャーの指示や仕事について見学することができたのだが、開演に際して、ホールの人が演奏者や演奏を聴きに来た人に対して様々な気遣いをしていることを理解することができて大変感動した。
なお、演奏曲目は、邦楽の笛は赤とんぼ、さくらさくら、荒城の月等の抒情歌集曲、及び歌舞伎の獅子(乱序、狂いなど)で、チェロはJ.Sバッハ作曲無伴奏チェロ組曲第1番・2番、コダーイ作曲無伴奏チェロ組曲の第3楽章であった。

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8回目レッスン(3月12日)

 今回は、弓の持ち方について再度教えてもらった。「人差し指が棹に巻きつかないように」ということであるが、DVDでプロの演奏家の手元を見ても、もちろん先生の手元を見てもかなり柔軟に指を使っているように見える。実際、レッスンが進むとそのような指の動きが必要になるとのことであった。それと、ダウン・アップの切り替えのときに一瞬手首がクイッと動くよう見えるのだがあれは意識する必要があるのであろうか。いずれにせよ指・手首共に柔軟性が必要とのことで、先生は「あっ、だいぶ固くなっています」といいながらピッチーの手首を掴んだときに、ミシッという音が一瞬して教室全体が青くなった。ふふふ、間接が鳴ったのであろうが、バイオリンレッスン中に骨折したという話はあまり聞かない。
 最近数回のレッスンでは楽譜の読み方についてかなり意識するようになってきた。五線紙上の音符の位置から音名が浮かんで同時に音が音名と一緒に発声できるようになればよいということである。ただしこの時点で指番号との連携がとれているわけではない。うーん、恐ろしいことに幼少時に通ったことのあるオルガン教室の記憶が少し甦ってきたのであるが、あの時は確か五線紙の音符の位置と鍵盤と音名を連携して覚えていたように思うのだが・・・。
 さて、我々はグループとして、無謀にも教室ロビーでのミニ発表会に参加することとなった。レッスンを始めてからまだ3ヵ月もたたないので、発表する様な内容もないのであるが、いずれはどこかで経験することになると思われるので、とりあえず女性陣の度胸の良さに押されてプチ体験ということである。とはいえ、当面は、三回あるミニ発表会のうちの初回の様子を見てから、2回目か3回目にエントリーしようという日和見主義でいくことになったのではあるが・・・、発表内容については次回に先生に相談しなければならない。

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7回目レッスン(3月5日)

 まずは、弦の張替えやバイオリンに付いた松ヤニの拭き方など、バイオリンの手入れ全般についての話題からはじまった。若い彼女がレンタルを受けているサイレントバイオリンの調子が変で奇妙な倍音がでることから、レッスン開始前に教室の楽器担当の人や先生が鳩首して弦を張替えていたのがきっかけであるが、小生も自分のアコースティックバイオリンのケースを開けてみるとA線のペグが緩んでいたので急いでチューナーで調律をしたのであった。先生から、「調律を繰り返していると駒が弦に引っ張られてペグボックス側に傾いてくるので、横から見て気になる程度まで傾いたら一度全部の弦を緩めて直しましょう。」との説明があった。また、「松脂は梅雨時などに水分を含んでこびりつくと取れなくなるので弦も含めて小まめに拭きます。」とのことであった。小生の愛器は弦が真っ白になるほど松脂が付いていて先生もびっくりしていたようである。
 弓の方にも松脂が付かないほうがよいとのことであるが、これはちょっと難しい。仕舞うときには毛を緩めるのでどうしても毛と接する部分には松脂が残ってしまう。調べてみたら小生の弓にはすでに松脂が付きはじめていた。・・・と、ここでもう一人の若い彼女から、「弓の毛はどのくらい張ったらいいのですか」という質問がでた。彼女の差し出した弓を見るとわずかにテンションがかった状態で、いつもこれで練習していたとのことである。「・・・」、教室の空気が一瞬固まった。先生は彼女の弓を受け取って「これでは棹の木の部分の音がしてしまいます」といってテンションを加えながら人によって毛の張り加減もさまざまであることや棹の良し悪しで弦への吸いつきが大きく違うことなどを説明してくれた。まあしかし、いくらなんでも木の音なんかするわけ無いので、ここまできて我々の先生はかなりの冗談好きであることが判明した。最後には「例えば、毛のテンションはスクリューを三回転半!とかで覚えましょう」なんていっていたのである。
 レッスンの方では、バイオリンの構えということで、先生から「肩の開き具合は、ちょうどペットを床から抱き上げるときの状態です」との説明があった。うーむ、ちょっと難しいが、前日に先生が在京の某オケのコンサートマスターと話をしていて、ちょうど似た感覚だということになったそうである。小生の場合、右肘が張りやすい癖が体験レッスンのときからあり時々先生に注意されているのだが、このため自然に左肩はバランスをとるように開き加減になってしまう。疲れてくると自分でも時々気づいて直すのであるが、肉体的な辛さにつながっている以上なんとか解消したいところである。
 弾き方では、「人に聴いてもらえる」というところを意識した練習となった。楽器を習うということは、いずれは「人に聴いてもらう」ことになるわけで、そのためには初歩からでも「聴いてもらえる」ことを意識することは大切だと感じたのであった。
それにしても毎回なかなか飽きさせないバイオリンレッスンが続くようである・・・。

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